キャビネットスクレーパーのDIY~前編

DIY

ダイソーのノコギリ

ダイソーのノコギリ

みなさんこんにちは。DIYヤーの、のぶたです😆

今回は、ダイソーのノコギリを使ってDIYをしたいと思います。と言ってもノコギリで何かを切るんじゃなくて、このノコギリを切っていこうと思います😆

で、作りたいのは、このキャビネットスクレーパーです。日本ではまだまだメジャーなツールではないけど、欧米では木工加工でよく使われる道具です😀

〔画像出典:AMAZON〕

この工具、木材の表面を削るものです。おいらのブログでも簡易的な物を使ってまねごとの加工をしていましたが、やはりもうちょっとしっかりしたものが欲しくなって、今回作ることにしました。

少し前の西洋ノコギリのレストアのときにこの簡易スクレーパーを使っています。表面の塗装を削ったり、少し荒れた面の修正でも起用にこなせる便利な道具。硬い木材すら光沢ある面に削ることもできます😎

ノコギリの分解

スクレーパーの素材は焼き入れしてある薄い鋼であればOKなので、ダイソーで手ごろな鋼板~ノコギリを買ってきたわけです。この西洋風ノコギリは刃の厚みも薄すぎず、面積もあるので具合が良さそう。

早速ネジを外してバラバラにしました😆

キャビネットスクレーパーの形状が曲線になっているものが欲しいので、その型紙を作成する段取りでいきます。

Inkscapeによる作図

型紙はレーザーカッターで抜く予定なので、「Inkscape」という有名なベクタードローのソフトを活用していきます。かなりの高機能ながらフリーソフトです(寄付は募っているけど)。

まず、ベースになるページサイズノコギリの刃より一回り大きい400×150mmにしました。

ざっくりと作図

実は、おいらもそれほどInkscapeにはなれていない・・・AutoCAD系の操作の方がまだ慣れているのだけど勝手が違い過ぎるから、結構つまづきながら進めています。

※以下、Inkscapeの用語が多数出ます。わかりにくいので、読み飛ばしてください!😂

〔鉛筆ツール〕を使って線をざっくりとノコギリの形状に似せて描画。そこから各線を分解して、長さや角度などのジオメトリを実際のノコギリの寸法へ設定しなおして、再結合させました。もっと楽な方法もありそうなんだけど、ちょっとわからなかった😅

スクレイパーの画像の添付

ノコギリの作図ができたら、拾ってきたスクレーパーの画像をいい感じにサイズを合わせ、回転、配置させる。ちなみにレイヤーは作図、画像一つ一つ分けておいた方がのちのち楽です。

画像にあわせて作図する

貼り付けた下絵をトレースするように鉛筆ツールで線を描いていきます。マガタマ風のデザインのものはざっくり追ったあとに、選択ノードの種類をスムーズにを使って曲線にして微調整しました。

くし形の方は上下で対称の形状なので、真半分に作図して反転コピー後、余分な線を消して結合します。半分の位置だしは、縦の直線(画像にある緑色の線)をくし形の幅に引いて、セグメントの中心点を選択するスナップを有効にして出しました😶

作図完了

書いたラインは最後に選択ノードを自動スムーズにを行うと、かなり自然な曲線になってくれます😃

対称の図形のラインはred(#ff0000)。この後のレーザーカッターで切断の指定をするのに、この赤でないといけない仕様なので😗

これで、レーザーカッター用の図形はできたので、これをPODEA(レーザーカッターの名称)用のフォーマットに変換して、加工します😎

PODEAレーザーカッターによる切断加工

ファイルフォーマットの変換

画面は同じWINDOWSですが、レーザーカッターにつながっているものは旧式のVAIOで、OSはWIN7の、その画面です(先ほどまでInkscapeを使っていたのはWIN10マシン)。こっちに入っているInkscapePODEA専用フォーマットへの変換機能があるので、ここで、ppzp形式に変換しているところです。

読み込みエラー😭

それで、PODEAレーザーカッターの制御ソフトに、先ほどのファイルを読み込ませたら、エラーになってしまう😨こいつは、何か間違えたな。

過去にもこのエラーになった記憶があって、なんとなく思い出しました。Inkscape上のレイヤー名に空白(スペース)があるとダメなんだった😆早速、すべてのレイヤーの名称を直しました!

ちゃんと読めた😄

今度はエラー表示なく、無事に読み込めた!

そういえば、このあたりのソフトウェア環境は、PODEAを購入したときのまんまだけど、バージョンアップしていないのかな?🤔3年くらい経っているけど?

レイヤーへの加工指定

今回は単純に型紙の切断だけなので、スクレーパーのアウトラインのレイヤー切断指定。素材は画用紙なので、コピー用紙のパラメータで加工します。

PODEAレーザーカッター

PODEAに赤い画用紙をセットしたところ。手前に見える真鍮の円盤は単なる重しです😑

レーザーの焦点合わせ

このレーザーLEDレーザーを使っています。焦点合わせは手動で、画像に見える金属製のピンが高さガイドになっているから、それにレーザーヘッドを上下させ、高さを合わせてねじ止めします😮

焦点を合わせたら、上蓋を閉めて加工スタートします。

カット中

紙程度でしたら、結構あっという間に切ってくれる。いやー、鋼板も切れたらなーって無理か😅

切断完了

PODEAはパーソナルユースのレーザーカッターとしては、非常に精度がいいです。今回は紙の切断だったけど、木にウッドバーニングのような絵や文字を入れることもできます😶〔PODEAへのリンク〕

実寸

実際にカットした型紙をダイソーのノコギリにのせてみたところ。寸法も問題なしだね😀

スミ付け

型紙をノコギリに貼り付けて、マッキーで縁取りました😆鋼板に型紙を固定するのは磁石が便利だよ。

今回はここまでにします。後半は鋼板の切断、整形から刃付けまでやる予定です😀

それではまた👋

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