弓鋸の柄の製作(Make a hacksaws handle)その3

DIY

目止め(Filling)

みなさんこんにちは。DIYヤーの、のぶたです🐷今回もDIYをしていこうと思います。

えー、前回ハンドルの下地までやったので、これから塗装に移りたいのですが、その前に、目止めというものをします。

導管(Pores)

木材の小口側のヨリ画です。細かい穴が沢山あるのがわかると思います。これは導管(Pores)といって木が地面に生えているときは、ここを通って水が吸い上げられていました。この木はレッドオーク(Red oak)広葉樹(Broadleaf tree)〔環孔材〕になるので、こうして導管が密集して並んでいます。

木へ塗装するときに、こうした導管木目(Wood grain)の溝があるままだと仕上がりがざらついてしまうから、そこに詰め物をして、なるべくツルツルにすることを目止め(Filling)と言います。

木工の手法でよく行うのは、との粉という石を細かく砕いた粉状の物を詰めたり、パテ(Filler)を詰めるなどが一般的。

そうしてきれいに導管をふさぐことをクローズポアー(Filling pores)仕上げ、あえてふさがないものをオープンポアー(Open pores)仕上げと言います🤔

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今回、目止めをする方法は、パミス(Pumice)という軽石を粉砕した粉を利用していきます。この方法はフレンチポリッシュ(French polish)というシェラック(Shellac)を鏡面のように塗るときの下地に行うもの(今回はフレンチポリッシュはしないよ)で、との粉と違って、パミスで木の表面を研磨しつつ、目止めをします。

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このパミスをボロキレ(Rag)の上に少量(ティースプーン半分くらい)のせます。白いものは不織布(Non-woven cloth)、ウエットティッシュの乾燥したやつです。

パミス不織布を包んで、ポンポンと軽く叩いて、パミスを撒きます。かなり細かい粉末なので、ほとんど見えないけど撒かれています。できたらマスクはしていた方がよさそう😷

シェラック(Shellac)

つづいて、ボロキレをもう一度開いて、不織布へ数滴シェラック(Shellac)[この時は、2cutにアルコールで解いたものを使用]をたらします💧これは、パミスを木目へ接着するようにするためのもので、少量でいいです。

おいらはこうした中綿に不織布を使っているけど、それこそ綿(Cotton)を使う人もいるし、ボロキレを詰め込む人もいるし、自分に合うものでいいと思う。

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アルコール(Alcohol)

次に、アルコールをドバドバとしみさせて、シェラックを薄めます。使用するアルコールはエタノール(Ethanol)でもいいけど100%のものは酒税がかかって高くなるから、おいらはIPA(Isopropanol)〔イソプロピルアルコール〕を使っています。安いからと言って燃料用アルコールなどは使わないでね!成分にメタノール(Methanol)という毒性のものが含まれているから💀

タンポ(Pad)

そうしたらボロキレを閉じて、今度はほどけないように結わえる。結わえるものは輪ゴム(Rubber band)でも何でもOK。おいらは園芸用の針金(Wire)を使っているよ。なんだったら結わえずに、指で押さえるだけでもいいよ😶こうしてできたものをタンポ(Pad)と呼びます。

こする(Rubbing)

タンポで木の表面をこすります。動かす方向は8の字や直線の往復など、いろいろ交える。先ほど撒いたパミスで摩擦されて、木が磨かれながら細かい木くずを出し、それらとアルコールで薄まったシェラックが混ざり、木目や導管に詰まっていきます。といってもとても細かいからなっかなか目は埋まらない🥵番手の大きい紙ヤスリで磨いているかのよう。

破れた(Tore)

石の粉末でこするので、わりとすぐに破れます。破れたら、場所を変えてまたタンポにする。アルコールもすぐに乾燥するから、こまめに足しましょう。シェラックは本当にたまに数滴足すだけ。ベタベタにならないようにね😉

この画像のタンポ状の物は、別に用意したパミスが入っているだけの物。これで、たまに振りかける。材料を直接はたけば適度につくよ。

おいらは作っているものが小物だから少量でいいけど、ギターとかテーブルにやる人はもう少し多めにやるかな。それに関しては、フレンチポリッシュをやっている他の方の動画など探してみてください😆

クローズポアー(Filling pores)

なんとなく目が詰まったのがわかるかな?ここまでするのに結構時間がかかっています😅

表面(Surface)
目の詰まった感じ(Closed grain)

画像左がパミスで磨いたもの、右は未処理。光沢もでて、よい感じ。実はまだ磨ききっていないけど、時間の関係で写真だけ撮りました。

とにかく時間がかかるし、単純作業だから、効率面で言ったらよくないね。ただ、との粉パテより色の変化が少ないのはいいところ。あと、パミスの効果で、表面がすべすべになる✨

ジャム瓶(Jamjar)

翌日に続きをするときは、タンポにアルコールを足してから、ジャムの瓶などにしまえば乾いてしまうこともないよ😶

穴だらけになったボロキレ(Tattered cloth)

こっちは穴だらけになったボロキレ。いらなくなったTシャツの再利用だよ。ベビーガーゼなんかが適度に柔らかく丈夫だけど、わざわざこのために買うこともないからね・・・😅

この調子でハンドル4っつ磨くのは大変だなぁ🥵しかもおいらの仕事部屋の冷房が貧弱だから暑い暑い🌞

この続きをいつアップできるかわからないけど、熱中症にならないように気を付けて頑張ります💪

それではまた、👋

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