シェラック塗装(Shellac wood finish)
みなさんこんにちは。DIYヤーの、のぶたです。今回もDIYしていこうと思います😀
だいぶブログの間が空いてしまいましたが、前回の続きです。この4っつの柄を限られた時間で磨いて、ようやくパミス(Pumice)掛けが終わったところです😅
今回はこの上にシェラック(Shellac)を塗っていこうと思います。シェラックはネイルなどにも使用する天然樹脂で、ラックカイガラムシ(Lac insect)という虫の分泌物を精製したものです。木工でいうとラックニス(Lac varnish)とかセラックニスと呼ばれるものがありますが、それはアルコールでシェラックを溶解して、すぐに塗れる状態にした商品のことです。ちなみにニスとはバーニッシュ(Varnish)がワニスに転じて、それをさらに略した呼び方ですね。透明で光沢のある表面保護剤などの総称?かな🤔
シェラックについては『オーダーメイド家具 かなもく』さんが詳しく説明しているので、そちらをご参考ください(他人まかせ🤯)。
画像にある柄の上側、白っぽくなっているのはパテ(Wood filler)で埋めたところです。パミスだと欠けや少し大きいキズは埋められないから、そうしたところだけパテ埋めしています。
左の瓶にはアルコール(IPA)が入っていて、右の瓶がシェラックの2cut。刷毛は何回かシェラック塗装に使用しているから、シェラックでカチカチに固まっている。アルコールで刷毛を洗浄して、柔らかくして使います。色が黄色いのはシェラックが溶けて混ざっているから。
シェラックの2cutというのは、シェラックフレーク(Shellac flakes)という本当にフレーク状のものをアルコールで溶かしたときの割合で、シェラック1パウンド(pound)に対してアルコール1ガロン(gallon)で1カット(cut)です。約ですが、グラム換算してシェラック12gにアルコール100ccで1cut、24gに100ccで2cutということになります。
刷毛にシェラックを付けて、絵の具の塗装のように塗ります。まずは素材の側面のみ塗っていきます🙁
目止めをしたといっても、やはり小端や小口はノリや吸い込みが板の部分と違うのと、持つ場所が無くなると困るからという理由です。
シェラックはすぐに乾き始めるから、なるべく素早く塗らないとべたっとして、刷毛ムラになりやすいです。
側面の塗装は少したっぷりめ(垂れない程度)を2回塗りにしました。もっと重ねますけど一度に塗るにはこれくらいにしておかないと垂れそうなので😗
シェラックの乾燥は早いといっても表面的なもので、しっかり乾くには1日はかかります。どうもシェラックの成分とアルコールが分子的に結びついているところは、なかなか揮発できない様子🤨
シェラックのはみ出しは紙ウエス(Paper towel)にアルコールをしみこませたもので拭き取ります。シェラックはこうした扱いやすさも魅力です。
普段でもIPA〔イソプロピルアルコール〕は脱脂や汚れ落としなどでもよく使用しますが、シェラックを使うときの使用量は段違いに多いので、この4リットルボトルも補充用に持っています。一般家庭にはまずないよね・・・😆
使っているIPAをアフィリエイトのリンクを探したら、ガレージ・ゼロというブランドからヒロバ・ゼロになって、4Lボトルも缶になっているね😳イツノマニ・・・
今回はこの状態で一日置きます。柄は、割りばしを穴に引っかけて、立てているだけです。
次回は板面にシェラックを塗っていく予定で、側面はまた様子をみて上塗りします。
分厚くコートしてから研磨する手法です。小物の場合はフレンチポリッシュはやりにくいから、何か別の機会があれば挑戦したいと思います。
では、また👋
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