古い手回しドリルの分解
みなさんこんにちは。DIYヤーののぶたです。
今回は古い手回しドリルのレストアをしていこうと思います。Let’s enjoy DIY!
画像の手回しドリル、「ハンドドリル」とか「クリックボール」とか言ったりしますが、英語では「Brace」とか「Hand crank drill」とか「Ratcheting brace」とか。ハンドドリルは英語でもあるけど、クリックボールはどこから来た?😅
「VICTOR」とあるね。日本ビクターは関係ないよ😮
古いアメリカの製品っぽい。
ひとまずドリルビットをつかむ部分の分解です。サビや汚れはあるけど、大きな破損はなさそう。
爪も安物と違ってしっかりしているね😉
サビを落とすのに木製パーツを外します。昔のものはマイナスネジだね。
ネジを外したら木槌で軽く叩いて外そうとコンコンコンと・・・😑ん~っ、外れないな。
あまり無理して割りたくないし、慎重に行きたい。少し椿油をたらして、から叩いてみる。
全く外れる気配がないので、こんどはIPA(イソプロパノール)をかけてみる。シェラックが固まって固着しているのかと思って。
木槌では外れないので、ドリル本体をバイスに挟み、バールによるてこの原理でこじる。ここも無理せずじわーっと力を入れてやる。
何か、外れない。コレジャナイ感。ここで無理をしたら壊れるとおいらの中でなにかがつぶやいている😶
外れました。お前…ネジだったのか😑
無理して壊さなくてよかったってか、もっと早く気づけやオレ😄
ハンドルの木の部分は軸が圧着してあるようなので、分解はあきらめました。先端のラチェット部分もピンやリベットでの接合だから、ここも分解はやめておきます。つまり、分解を前提とした作りになっていないということです🤔
といってもサビや汚れは取りたいので、ハンドル部分はマスキングテープで養生しました。
サビ取り、クリーニング
爪とロックナットと言うのだろうか?先を締めこむネジ部分は個別にサビ取りができるので、下処理に、パーツクリーナーで脱脂します。
お酢につけてサビ取りをします。酢酸の力で赤サビを分解する方法ですね。
液体の色が黒いですけど、これは何度か使用して鉄の色が混ざっているためで、ほぼAEONの穀物酢ですね😎これに一日から二日漬け込みます。
ドリル本体は大きいことと、木製のハンドルが外せないため、ワイヤホイールにて直接サビ取りをします。
ワイヤホイールをかける前に、CRC556にてこびりついたグリスや汚れを柔らかくし、サビも取りやすくしておきます。CRC556は潤滑油というよりパーツクリーナー的な使い方が多い・・・😅
大まかなサビと汚れは取れました。が、メッキが中途半端に残っている。これを全て除去せねばならない😟
ダイソーのメッシュヤスリ#400で磨いてみる。しかし、メッキにはほぼ無効😫手ごわい。
もう、実力行使しかないな(※これまでも実力行使)😐鉄工ヤスリにて研磨します。
丸、三角、半丸などの鉄工ヤスリを駆使して、ほぼメッキをはがしました。こんなんするんなら、ワイヤホイール意味ないやんとも思えるけど、まあ、油汚れやサビでヤスリが目詰まりしちゃうからね(言い訳)😆
細かいところはドレメルにてワイヤブラシ掛けしました。
ドレメルの先端ビットをゴム砥石に交換し、磨きますこのゴム砥石の粒度は#400程度。AMAZONにて購入。回転ツールの先端ビットは種類が豊富だから、用途に合ったものを揃えるといいね😁こうした用途でゴム砥石以外だと、フラップホイールや繊維系のバフホイールなどがあるね。
ゴム砥石で、鉄工ヤスリのキズをだいぶなじませました。それなりの光沢が出てきましたね😎
バフ研磨
バフホイールに堅バフ装着、サイザーを塗布して研磨します。硬さのある鋼の研磨は大変で、キズのないピカピカ鏡面仕上げなんて途方もないのでやれない🤣
といっても見た目にはきれいにしたいので、磨いていきます。最初に使うこのサイザーは硬い金属も効果的に磨いてくれる優れものです。
ドリルの形状がバフホイールに向いていないので、ボール盤に軸付きバフを装着し、サイザーで研磨。
さらに細かい部分はドレメルにバフを装着してやりました。全体に光沢が増した感じ✨
このあと、粒度の細かいコンパウンドにしていってさらなる光沢を目指します🙃
長くなってしまうので、今回はここまで。また次回、続きを書きたいと思います👋
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