鉄パーツの研磨(Polishing steel parts)
みなさんこんにちは。DIYヤーの、のぶたです。今回もDIYをしていこうと思います😣
前回は塗装でしたが、今回はそれと別のパーツを磨いてピカピカにしようと思います。
磨いていくパーツは基本、鉄(Iron)と亜鉛ダイカスト(Zinc die cast)です。もともとはニッケルメッキ(Nikel plating)がしてあったのが、ところどころ剝がれてみっともない状態になっていたので、全はがし、研磨、最終的に黒染めにします。
画像はボール盤(Drill press)にサンディングパッド(Sanding pad)を付けて、#240あたりから#2000まで少しずつ番手を上げて磨いてく作業のものです。
研磨したところ。このパーツの首の部分は隠れて見えなくなるのであまり磨いていません😅
頭部分も、まだちょっと深いキズが残っているね。
バフ掛け(Buffing)をしたところです。左側のパーツはだいぶいい感じ😶ちなみに、右側のパーツは亜鉛ダイカスト(Zinc die cast)ですね。
細長いパーツは旋盤に取り付けてピカールコンパウンド(Polishing compound)にて研磨しました✨
鉄パーツの黒染め(Black patina on steel)
鉄のパーツを黒染めします。黒染めというと、よく使う方法としてはブルーイング液(Blue liquid)というものがありますが、今回はそれではなく、お酢を使った黒染めの方法です。
鉄の黒染めというのは、鉄の表面にFe304という黒色の酸化被膜〔黒サビ〕を発生させて、Fe203という、いわゆる赤サビの発生を抑える技法です。赤サビはどんどん進行していく虫歯のような存在ですが、黒サビは同じサビでも、進行しない〔不動態被膜〕なので、良いサビともよばれます🤔
今回用意したのは、穀物酢とそれに溶かし込んだ、ティーバッグ6っつ分の紅茶成分です☕
これを水を張った鍋に入れて、水が沸騰するまで温めます〔やけど注意〕。温まったら鉄パーツを入れ込みます。この時、パーツはよーく脱脂しておかないときれいに染まりません。食器洗剤とアルコールでさっぱりさせましょう🧼
温まったお酢のなかにパーツを入れると反応して細かい泡が立ちます。酢酸で鉄を活性化させて紅茶のタンニン(Tannin)を鉄に結び付けているということのようです😶因みにすごい匂いなので、換気はしっかりしましょう。
10分ほど煮てから、引き上げ、すぐに水洗いをします。画像の通り黒くなりました😆ただ、被膜が弱いので、スチールウールで少し磨いてから、もう一回繰り返します〔場合によっては3~4回〕。
他のパーツも同様に処理します・・・?なんか変😑メッキ(Plating)が残っているものと、明らかに鉄でないものが混ざっていたようだ・・・。
このパーツは亜鉛ダイカスト(Zinc die cast) のようだね・・・。やっちまった😂
メッキが残っているパーツと、研磨からやり直しだ。
再研磨しました。二度手間ってやつです😓亜鉛ダイカストのパーツはバフ研磨して、光沢仕上げにします。
こっちは黒染めし直しでこんな感じです。黒というよりグレートーン(Gray-tone)ですね。
鉄も鋼(Steel)か鋳鉄(Cast iron)でも染まり方が変わるし、ハイス鋼(High speed steel)などのような合金鋼でも色合いが変わるようです。
黒染めはそれほどは赤サビに強くないので、上から錆止めのオイルは必要です。わりと装飾的な意味合いが強いかもしれない😅
サビ対策にニッケルメッキなどもやろうと思えば家庭でできますが、廃液問題と、所詮管理の甘いメッキではすぐに剝がれて、みっともないことになりそうなので、おいらはやらないよ😗
黒染めの仕方は、この方法以外にも、バーナー(Burner)で直接熱してからエンジンオイル(Engine-oil)に漬けるや、お茶の出し殻を熱した鉄に押し付け、タンニンを焼き付ける(?)ようなものもあるようですね😮
というわけで今回はここまでです。次回は亜鉛ダイカストパーツの手直しがあるので、そこをやろうと思います。ではでは👋
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