古びた西洋ノコギリを使用可能なようにしようと思う
前回までの1分ノミのレストアはオイルフィニッシュで、亜麻仁油を塗ってペーパーで磨いてを1日ごと行う地味過ぎる作業なので、その間に西洋ノコギリをレストアしようかなと、始めました。
とは言っても、たまった領収書の処理とか、経理っぽいこともやらなきゃいけなくて、実労働1時間ですわ。
まずは刃と柄を分解しなきゃねと、真鍮製のネジをマイナスドライバーで外していきます。
真鍮製のネジのためか、鉄がサビて固着するようなこともなくスムーズに外せた。そのあと、ノコの刃も揺さぶるように引っ張ると柄から外れました😃
ネジなどのスモールパーツは紛失しないように、入れ物などに大切に入れておきましょう。
このサビた刃から赤サビを落としていきます。サビを落とす方法はいくつかありますが、薄くて面積のあるノコの刃には潤滑油とスクレーパーによる実力行使をチョイスです😆
潤滑油は定番のWD-40(CRC556よりも高性能)、作業台が汚れないように新聞紙を敷き、替え刃式のスクレーパーでこそいでいきます。
エステー 超浸透性防錆潤滑剤スプレー WD-40 MUP 400ml
ちょっと閲覧注意っぽい画像で申し訳ないですが、赤サビがどんどん剝げ落ちていきます。
ちなみにこのスクレーパーはダイソーの物。替え刃はTRUSCO製で汎用がききます。しかしこのスクレーパーはレバーが外れやすいから、おすすめはしないよ🤣
あらかた大きなサビが取れたら、ここからサンドペーパーをかけていきます。画像にあるのはスイスのシア社製#120。
このシアのサンドペーパーはとてもいい。本当は木工作業用で、木の削り、切れ味がよく、粒子が均一、研磨剤の剥離も非常に少ないので非常に長持ちします😀
このペーパーを使うともうホムセンなんかで売っている安いサンドペーパーには戻れない・・・。というか、ランニングコストでいってもシアの方が優秀だと思う。
ペーパーがけは#120の次に#240を行って終わります。ピカピカにはしません。
ノコギリは切るときに部材と接触して摩擦が発生しますが、ツルツルピカピカの方が材料と接触する面積が多くなってしまって、抵抗が大きくなってしまうのですよ😎
ですから、あえてヘアーライン気味の筋をのこしつつ、もう少しサビを取ります。
それに使うのがスチールウールです。スチールウールも番手があって番号が大きいほど粗いです。木工などに使うのは000#や0000#といったファイングレードが多いかな?
TRUSCO(トラスコ) スチールウール0000 200g TSW0000-200
今回使っているのはTRUSCOの0000#。本当はさび落としにはもう少し粗くてもよさそうだったけど、これしか持っていなかったんで😅
だいぶサビが落ちて、鉄の地がでましたね。これくらいで実用には問題ないと思います。
この作業を反対サイドにも行います。
両面と小口を磨いて、今日は終了です。丁度1時間の作業でした。
土日はあまり作業をしないから、続きは月曜日かなー?
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