ハンドルへの口金の固定と穴埋め(Install the ferrule)
みなさんこんにちは。DIYヤーの、のぶたです。今回もDIYをしていこうと思います🙂
前回、おおよそのパーツは仕上がってきたので、今回は組み立てと細かい修正、仕上げまで持っていきます。
まずは、ハンドドリル(Hand drill)のハンドル部分に口金(Ferrule)を取り付けていきます。
ハンドルには亜麻仁油(Linseed oil)が付いているから、口金を付ける部分に少し荒目の紙ヤスリ(Sandpaper) をかけて、エポキシ接着剤(Epoxy glue)にて口金を固定しました。
次に、口金は他から取り外したもの〔この回参照〕のため、小さな穴があいている。それを埋めます。
使用するのは、板金はんだ(Solder)セットです😗はんだによる穴埋めは前々回にやりましたね。
先に穴をドリル(Drill)でへこませてから板金用フラックス(Flux)を穴の周りに付けて、高温の半田ごて(Solder iron)で熱しながら、銀はんだ(Silver solder)を溶かし入れました。
フラックスは強力な酸だから、作業後は必ず洗浄しましょう。おいらはIPAで拭き取っています😶で、その後、ヤスリ(File)ではんだの盛り上がりはできるだけなだらかにしました。
リベット打ち(Riveting)
ここから組み立てていきます。まずは、クリックボール(Hand brace)の歯車(Gear)から真鍮のリベット(Rivet)で留めていく。
金づち(Hammer)でコツコツ叩いてリベットの頭をつぶしていき、ある程度つぶれたら、釘しめ(Nail punch)でしっかりと歯車の谷の深さまで叩きつぶします。
打ち込んだら、ドレメル(Dremel)にボール状のタングステンバー(Carbide burr)を取り付けて、リベットの余分な部分を削り取る😮割と具合よく削れました。
ラチェットの首の部分もリベットで留めました。
ハンドドリルの組み立て(Assembling hand drill)
次に、ハンドドリル(Hand drill)の方を組み立てていきます。回転ハンドルのノブ(Turning handle)の芯(Rod)は、元に付いていたものの端を加工して、Eリング(E-ring)がはまるようにしました。
電動ドリル(Cordless drill)で芯をくわえて、回転させながらドレメル(Dremel)の回転砥石(Cutoff wheel)で削れば、なんとなくいい感じの溝になってくれます😅
ハンドルのねじ止め部分にはネジロック剤LOCTITEを付けてます。ロックタイトには強度別に222,243,263とあるけど、今回使っているのは中強度の243😶ネジが緩みにくくなり、いざというときは外すこともできるから、あると助かります。
歯車(Pinion)の取り付けをします。軸の根本に金属球(Bearing ball)を置いて、傘歯車を組み込みます🙂歯車の回転を滑らかにするためのものですね。
そして、クランク歯車(Drive wheel)を取り付けて、回転のチェック。問題なく回る。
チャック(Chuck)の組み立て。
爪(Jaws)、バネ(Springs)をチャック内部に組み込んで、本体へねじ込みます。ところが、ねじ切ってある部分の最後までチャックのベース部分を締めこむと、奥に入り過ぎて爪の開閉ができない😓
仕方がないから、手持ちの管用ナットという1mmピッチの薄いナットをスペーサーとして挟んだら、具合よくチャックが使用可能になりました。
うーん、元々はネジのゆるみ止めして付いていたんだっけ?😟オボエテナイ・・・。
つづいて、紛失していた横の持ち手ハンドル(Side handle)用に、M10寸切りボルト(Threaded rod)を適当な長さに切断します。
ものにもよるけどホームセンターなどで手に入る安価な寸切りボルトは焼き入れしていないから、金鋸(Hacksaw)でも苦労せず切れますね😃
切断後はヤスリ(File)で末端処理をして、グリス(Grease)でさび止めをしておきましょう。
ボルト、ナットの強度区分についてはモノタロウのこのページを参照。今回使ったボルトには強度区分の表記はなかったけど、一般鋼で、安価だったから3.6~4.8辺りと推測。
完成(Finish)
完成です😶
細かい説明は端折りましたが、無事に組み込むことができて、問題なく使用できます。
【画像はスライドショーになっていますので、それぞれの完成写真を大きめの画像で閲覧できます。】
実際はこのブログを書くひと月前には完成していたんだけど、とにかく工房の仕事以外が忙しく、なかなかアップできず、こんなに遅くなってしまった😓
完成したものは販売するつもりですが、事情があり、来年になります。まあ、作りも作りなんで、買ってくれる人いるかな・・・。
なにはともあれ、2021年もあとわずか。ちょっと自分をアップデートして、更なる創作活動につなげたいと思います。
次に作るものは、決まっているけど、それはまた別の機会に紹介したいと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございます。ではまた会える日まで👋。
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