ラチェットシャフト穴の調整(Modifying hole and shaft to fit)
みなさんこんにちは。DIYやーの、のぶたです😎今回もDIYをしていこうと思います。
前回は鉄パーツの黒染めでしたが、そのときに一つ亜鉛ダイカストパーツが混ざっていました。それが、この画像にあるラチェットの軸受け側のパーツです。
これがですね、シャフトをはめると、この通りゆるゆる(It’s too loose)なんです。前回の酢酸で解けた?いえ、それほど強力に溶かしませんから!!おそらく、過去の使用の摩擦によって穴が広がったのかと🤔
原因はいいとして、このゆるみは直そうと思います。
こちらは、100均(One coin shop)で買ったトタン板(Galvanized iron sheet)0.2mm厚です。なんか、商品名にはブリキ板(Tin plate sheet)と書いていたような気もするけど、スパングル(Galvanizied spangle)という模様があるのでトタン〔亜鉛メッキ〕。ちなみにブリキはスズメッキ。音的に『ブリキ』の方がイメージがいいのかな?でもトタンですから!😅
話はそれましたが、このトタン板を利用して、ラチェットの隙間を調整していきます。
まず、穴に紙〔コピー用紙程度〕を入れて、紙の重なるところを鉛筆でチェックし、円周を出します。
出した長さと、穴の深さ〔ノギスで計測〕をトタン板にスミ出しし、金切りハサミでカット。
円周は円の直径からも計算できるけど、実物はそれほど算数のように上手くいかないから、実際の長さで出した方が失敗が少ない😶
ぴったり収まった。
トタン板を固定するのは、はんだをチョイス。はんだ(Solder)は電子工作など配線に多様されていますが、こうした金属同士の接着にも使えます。ただ、はんだごて(Soldering iron)は、電子工作用より大きい熱量の100W以上の物を用意、フラックス(Flux)も板金専用の物を使います。はんだは専用の物でなくて、鉛フリーの銀はんだ(Lead-free solder)を使用しました〔画像にはんだを入れ忘れた😓〕
板金はんだはそこまで難しくはないけど、道具は揃えていないとまず無理😑30Wのこてなんかではできません。
容量の大きいはんだごてが必要なのは、はんだを溶かす以上に、母材となる金属も温めなければいけないから。点だけ熱くても、面が熱くなければはんだが流れません。さらに、フラックスも重要で、今回のように亜鉛や鉄との接合には板金用フラックス、ステンレスにはステンレス用など、母材に応じたものを使わないとうまくはんだが流れません。
おいらは何も知らないときに、60Wくらいのはんだごてで、プリント基板用フラックス〔しかもRMA〕で、鉄同士をくっつけようとして撃沈した過去がある😂
はんだ付けが終わったら、フラックスはきれいに洗浄しましょう。成分が塩酸なんで、そのままだと腐食します。
その後、余計なはんだを削り取ります。棒ヤスリ(File)とドレメル(Dremel)のドラムサンダー(Drum sander)をチョイス。ドラムサンダーは、対象がはんだだとすぐに目詰まりをしてしまうから、真鍮ブラシ(Brass wire brush)でこまめにドレッシング(dressing)が必要ね😮
大まかに余計なはんだを取ったら、軸をはめて アタリを見ます。軸にマジックで黒く塗り、差し込んで回転させると強く接触する部分にマジックのインクが移るので、その部分を少しずつ削る。これを繰り返します😐手間だけどここは慎重にやらないと、削り過ぎは泣くに泣けないから🤣
最終的にガタもなくスムーズに回転できればOK。光の漏れもなく、いい感じです👍
表面が荒れてしまったので、研磨、バフ掛け(Buffing)をし直しました。
亜鉛パーツも酸化して白っぽくなってしまうから、透明さび止めスプレーにてコーティングします。この製品はトタンを対象としてコーティングできるみたいなので、亜鉛ダイカストにも乗るでしょう🤨
今回はここまでです。いやー、時間がかかっているね😓まあ、仕方がない。次回からは木工部分を進めるので、それが終われば、完成も間近だね。それでは👋
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