安物ブロックプレーンを入手しました😶
みなさんこんにちは。DIYヤーののぶたです。
今回はレストアではなく、道具の紹介をします。画像にある西洋鉋、ローアングルブロックプレーンです。
ブロックプレーンは片手で使える小型の鉋で、ローアングルというのは刃の仕込み角が45度より低いもの、プレーンは鉋を意味します。ローアングルプレーンは木材の木口削りに強い鉋だと言われていますね😎
この鉋は世界最大のECサイトのebayで購入しました。今ebayを確認したらもう売り切れで見当たらなかったけど、一応Englandから送ってもらって、送料込みでもかなり安く買えました。
西洋鉋といっても、こうして金属製でメカニカルになっているのはSTANLEY(スタンレー)の物が有名で、主にイギリス、アメリカで使用されていることが多いみたい。他のヨーロッパ諸国は意外なことに木製の鉋が主流だったりします。
共通しているのは押して使うこと。というか、引いて使う日本の鉋が世界的に珍しかったりする😮
上の画像は分解してみたところ。日本の鉋と違ってパーツが多い😅
高級鉋で有名なLie-Nielsen (リー・ニールセン)のものなどは、ほぼ、買ってそのまま使えるくらい精度がいいようだけど、こういった安物はそうもいかない。
まずは分解して、清掃。最初は質の悪い工業油の臭いが酷いから、WD-40なんかで上からかけて、古い油を洗い流します(WD-40ってココナッツっぽい甘い匂いがするから好き)。
次に角パーツのチェックとバリ取り。大体は切りっぱなんで、ヘリが鋭いからヤスリで角を落とします。
あとは、刃の研ぎ。これも、最初の刃はベルトグラインダーで削っただけのような刃なので、ちゃんと砥石で研いであげあます。画像のは研いだ後の物。
西洋の鉋は全鋼、つまり刃の全体が鋼でできていることがほとんど。そして厚みが日本の鉋より薄いね。
刃のしのぎ角(研ぐ角度)はローアングルでもスタンダードアングルでも25度とのこと。ちょっと鋭めだね🔪
組み立て
下準備ができたので、組み立てていきます。最初にこのアジャスターナットをねじ込む。このパーツは刃の出し入れの調整用。日本の鉋みたいに金づちで叩いての調整はあまりやらない。
アジャスターナットの上に傾き調整レバーを重ねるように取り付け。これは刃の左右の傾きを調整するもの(そのままや😆)。
そうそう、この鉋やけに安いと思ったら、若干の不良があって、そのまま組み立てると刃が画像のネジの部分に干渉してしまって、下がり切らない・・・つまり刃が数ミリ出っ放しで引っ込まないという代物でした😱
仕方ないんで、画像の緑色で印した部分と、傾き調整レバーのネジ取り付け部分および刃の開口部の三か所を削りました😆
レバーを取り付け、その上に刃を重ねます。上部にスリットが三本ありますが、刃が長いうちは一番下のスリットをアジャストナットに引っかける。研ぎ減ってきたらその長さに応じたスリットに換えましょう。
ちなみに画像の赤いラインは削った部分。1~2ミリは削ったと思う🙁
刃の取り付けは、しのぎ面(研いだ面)が上向きになります。これをベベルアップと言います。
ローアングルプレーン特有の仕込みだね😀
キャップと呼ばれるパーツをマイナスネジのところへ引っかけ、キャップスクリューというネジを締め付けて、刃を固定。このキャップのデザインは製品によって変わって、レバーでキャップが下がるものもありますね🤔
西洋鉋は刃口の部分がスライドして、開きを調整できるようになっていたりします😮
刃口のパーツはこのノブボルトで固定します。鉋を使用するときはこのノブ指を添えて削るとやりやすい。
指にかかっているこのレバーで刃口の開閉ができる。・・・けど、この安物は、目いっぱい閉めても、結構刃口が広い😑開いて使うことはないと思うよ。
金属製の鉋とはいえ、最初は下端の平面が出ていないことが多い。ダイヤモンド砥石や、ガラス板など平面が出ている板に紙ヤスリの荒目を貼り付けて磨くといいです。ちなみにこの部分をピカピカにしちゃうと削るときの抵抗が大きくなるから、#400程度で仕上げればいいと思う😗
これでパーツはすべて取り付けたので、刃の出具合、傾き具合をアジャスターナットやレバーで調整します。・・・一番刃を引っ込めてもまだ少しでているねぇ😐
もう少し研いで、研ぎ減れば収まりそう。あとは、スタンレータイプの西洋鉋は刃の互換性が高いから、刃だけ買って替えてもいいかも。
クラフト・ノラさんで販売している『カルタブルー』に興味津々なのだ。
削れるけど、刃を引っ込めきれないから少し厚い。あと、ローアングルプレーンは構造上、裏金(チップブレーカー)がないから、逆目に弱そう。
もう少し調整すれば、実用できそうです😄
使えるようになったらおいおいレポートしたいと思うので、また、よろしくです👋
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